↑フキダシのセリフはがんばったら読めてしまいますが、そこは大人になって読まないようにしてくださぃ。もしくは読んでもそっとしておいてくださぃ。(-人-) |
【06】【next(仮題)_影部分着色2nd】(オリジナル看板娘)
影の着色もほぼ完成に近づいて来ました。
今回は絵を交え、より詳細に説明したいと思います。
【レイヤー分け作業(詳細)】
前回、僕の場合はレイヤーは、『肌(Skin)』、『髪(Hair)』、『服(白地)(Clothes_White)』、
『服(黒地)(Clothes_Black)』、『服(その他の色)』、『その他(Others)』、『瞳(Eyes)』、『線画(LINE)』
に分けて絵を描いているとお伝えしました。
これをより詳細に言うと、さらに一番下の階層には『白背景(WHITE)』レイヤー、
その上には『ダミー背景(Back_Color)』レイヤーも入れています。
さらに、実体を持つ全てのレイヤーに対しては『影(Kage)』レイヤーも入れています。
最近はやっていないのですが、昔は髪や肌レイヤーに対しては、影レイヤーと影2レイヤーを用意していました。
(より濃淡を付ける為にやっていました。最近は時間の短縮のため簡略化しています。)
んで、衣装が細かかったり、キャラクターに特殊なパーツがある場合はその都度レイヤーを増やしたり
するようにしています。(例えば、ねここさんを描くときには『獣』レイヤーとか。耳とかしっぽとかを塗る為に。)
【色の塗り残しの確認作業】
色の塗り潰しの方法については前回お伝えしましたが、ちゃんとそれができているかどうかを必ず確認します。
その為には、あらかじめ背景にダミーのカラーを用意しておきます。(←このイラストでは明るい緑色)
※背景が白色だと、ちゃんと塗れているかどうか、分かりにくいのでこういう色を置いておくわけです。
色は灰色でも黒でも茶色でもなんでも、自分が分かり易い色にしておくと良いです。
で、○を付けている箇所が塗り残しが発生しているところです!Σ(´Д`lll)!!Σ(・Д・ノ)ノ
【光の方向】
影を着色する一番初めに設定するのですが、光はどこからどこにかけて当たっているのかを決めておきます。
決めていないと、描き始めの人だったら左から光が当たっていたり右から光が当たっていたりするような、
説得力のないヘンな絵になったりします。(絵として矛盾が発生している。)
僕の場合の最近は、ほとんどの絵が「左上から右下にかけて光が照射されている」という設定で色を塗っています。
それだといちいち余計なことを考えなくて済むので。(エロゲギャルゲでも大抵、光は左上から右下にかけて
当たっているという設定が多いです。←この方向が一番描き手にとって分かり易く間違えにくいので。)
【逆からの光】
影を塗り終えた後、逆光を意識します。左上から光が来ているという設定なんだけど、当然反射ってありますよね。
鏡やガラスのようなすごい反射量はないけれど、どういう物体でも光の反射はあります。(それによって人間は
モノを視覚、認識できるとかなんとか・・そういうのをどこかで聞いた。)
だからそれを絵にも反映させます。(右下からも反射となる光を受けているようにちょっとだけ描き入れる。)
ここで言っておきたいのは、「本当にそうなのか?(逆光が生じるものなのか?)」と
尋ねられても僕には分かりません。
だけど、絵としてはそれっぽく見えます!
↑これがとても肝心で!絵の内容が真実かどうか分からないけれど、
”それっぽく見える”という事実が重要なのです!!(`・ω・´)ノ
どこかのテレビ番組や芸能雑誌のように、内容が真実かどうか分からなくても、
”それっぽく”見せれば視聴率も売上げもそれなりに出るのと一緒です!(ぇ
絵を描いていて、僕が気にするのは必ず光と影を塗ることです。例えどんな小物・アクセサリーでも。
それは何故か? それをすることによって、「絵がそれっぽく見えるから」です。
結局のところ、絵というものは、真実に基づいたものであるかどうかということよりも、”それらしく見える”か
どうかが重要です。(それが嫌であれば、実際に人や物を用意して、写真に収めて、色は写真から
スポイトして、皺も一本一本細かく描けばいいと思います。そこまでやったら”イラスト”の範疇を超えるし、
それなら写真でいいやん(絵を描く必要性や絵を描く意味が無い)って感じですけどねーw ヽ(´ー`)ノ)
【not パス】
髪の毛の影は手描きです。パスは使っていません。拡大しまくって塗ると細かく塗れるので、綺麗に見せたい
ならばそういう塗り方をすればいいと思います。(パス塗りの方がラクな人はパス塗りでいいと思います。) |